確定申告や相続税申告のご依頼を承っておりますので、お気軽にお声がけください。各資料はメールや郵送等でもお送りいただけます。当税理士事務所は電子申告・e-Taxに対応しております。会社の決算・申告のご依頼や税務顧問のご依頼もお引き受け可能です。
こんにちは。東京の渋谷にある税理士事務所「創栄共同事務所」と申します。
当事務所は作家さんや漫画家さん、ライターさんから確定申告のご依頼を受けることがおおいのですが、このページでは、確定申告の最終チェックについてご案内しております。
もしも税理士をお探しの方がいましたら、是非、当税理士事務所までお声がけください。
まずは何といっても、売上の確認をなさってください。
出版社からの支払い通知などと突合して、売上忘れがないかチェックなさってください。
なお、チェック作業が楽になりますので、仕事で使う通帳は一つにまとめておくことをお勧めします。
※消費税の申告がある方は、そちらもお忘れなく!
原稿料などの入金で、源泉徴収されている場合には、「種目」欄への入力を忘れずに行ってください。
種目というのは、支払調書に書いてあるものをそのまま書けばよく、例えば、「原稿料」「印税」「著作権使用料」などです。
源泉徴収税額も忘れずに記載してください。
続いて、売上以外の収入の確認をなさってください。
臨時収入はありませんでしたか?バイト代などは受け取っていませんか?支援金は受け取っていませんか?申告すべき収入は忘れずに申告なさってくださいね。
会社員などの方は、年末調整で終わっていると勘違いなさる方がおおいのですが、給与も確定申告に含める必要があります。忘れずに記載してください。
※年末調整は会社経由で行う簡便的な確定申告であって、税務署へ直接、確定申告をする場合には、年末調整で行った内容も再度含めて、申告するかたちとなります。
いわゆるセーフティー共済、倒産防止共済への支払いがある方は、「特定の基金に対する負担金等の必要経費算入に関する明細書」の提出を忘れずに行ってください。申告書をネット上で提出していても、この明細書は紙提出(郵送や窓口提出)となるそうです。はやく電子提出できるようになって欲しいものですよね。
続いては確定申告における控除のチェックです。「控除って何?」と思う方もいるかもしれませんが、
例えば、年金保険料や国民健康保険料を支払っている場合などは、「社会保険料控除」という控除を使えます。
要するに経費のようなものです。
小規模企業共済に加入している方は「小規模企業共済等掛金控除」が使えます。作家業・漫画家業・ライター業をを続けていこうという方は加入を検討してみても良いかもしれません。
その他、医療費控除といって、病院などで支払った金額が一定金額以上ですと使える控除もあります。病院や薬局の領収書は、捨てずにとっておいてください。また病院へ行った時の交通費もメモしておいてください。最後に金額を集計して、確定申告に記載すると、使えるかどうかがわかります。
一般的には10万円以上使ったらというイメージがあるかもしれませんが、収入が少ない方は、10万円ではありませんので、ご留意ください。
生命保険や地震保険に加入している方は、生命保険料控除や地震保険料控除の適用を受けてください。
ふるさと納税などの寄付金を払った方は、寄付金控除の適用。寄付金は、内容によっては税額控除を受けることができる場合もありますので、どっちがお得か選択することになります。
※ふるさと納税の申告漏れにご留意ください。確定申告をする方は、ワンストップサービスを使っても、確定申告で再度ふるさと納税を申告する必要があります。
確定申告が出来上がったら、自分が使える控除はないか、最終チェックなさってください。
上記につらつらと控除について書きました。上記の控除は、お金を支払ったものですので、忘れてしまう方は少ないかと思います。
しかし、お金の動きがなくても適用できる控除というものがあります。
中でも忘れやすいのが、障がい者控除と寡婦控除(寡夫控除)などとなります。
作家さんや漫画家さんはご自宅でなさっている方もおおく、祖父母などの家族と同居していたりするかたもいるかと存じます。
もしも親の介護をしていたりすると扶養控除だけでなく、障がい者控除の適用を受けることができるかもしれません。
寡婦控除(寡夫控除)や新しく創設された「ひとり親控除」も該当者は適用を受けることができるかもしれません。
確定申告の際には、よく検討なさってください。
確定申告書が出来上がったら、最後に、平均課税の適用を検討してみてください。
平均課税は作家さんや漫画家さん、ライターさんの確定申告の特徴のひとつです。
収入が印税や原稿料、著作権の使用料であれば、使えるかもしれません。
平均課税を適用すると、税額がかなり変わることがあります。
なお、平均課税を適用できるのは、所得税だけであり、住民税にはありません。
また、平均課税の適用後の予定納税にご留意ください。
7月と11月に予定納税といって、翌年の税金の前払いが発生することがおおいです。
税務署から書類が届いたら、きちんと開封して対応なさってください。(振替納税の手続きをしておけば、いつの間にか税金を滞納していたというトラブルを防ぐことができるかと存じます。)
いわゆる「確定申告」をすると、所得税・個人事業税・住民税・国民健康保険税に影響します。
作家・漫画家・ライターの方は、個人事業税はかからないケースがおおいですが、事業の内容や地域にいよってバラつきがあるようです。
国民健康保険税とは、いわゆる「国民健康保険料」のことです。国民健康保険料という言い方の方が馴染みがあるかもしれませんが、場所によっては国民健康保険税と納付書などに記載されている地域もあるようです。
呼び方はどうであれ、国民健康保険税(国民健康保険料)の計算は地域ごとに異なるのですが、おおざっぱなイメージとしては、所得に応じて保険料が計算され、上限が定められているかたちとなります。
確定申告の結果、所得が増えた方や、国保が高いなと感じている方は、健康保険組合への加入を検討してみてもよいのかもしれません。
いわゆる「国民健康保険」ではなく、健康保険組合に加入することによって、節約できる場合もあります。何故、節約になるのかというと、健康保険組合は所得金額ではなく、頭数(一人〇〇円、その家族は△△円など)で保険料が定められているケースがおおいためです。
「国民健康保険組合」へ加入するする場合には、まずいわゆる「その組合加盟の団体」へ加入してという段取りがあるケースも多いようなのですが、以前はこの「その組合加盟の団体への加入」がというのは、推薦人が必要で大変だったようです。
しかし、昨今では推薦人なし、かつネットで申し込めるところもあるようですので、いろいろと探してみてはいかがでしょうか?
なお、業界団体へ加入すると、そちらへも入会金や年会費の支払いが生じますので、国保がよいのか、健康保険組合の健康保険が良いのか、よく検討なさってください。
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