作家さん・漫画家さん向け:インボイス番号をなくした場合の対処法

このページでは、インボイス番号(適格請求書発行事業者の登録番号)をなくした場合、わからなくなった場合の対処法について記載していきます。

※法人の方は、法人番号の頭にTをつけたものとなります。

そもそも、どうやってお知らせ(通知書)が届くのか

インボイスの番号をなくしてしまった、分からなくなったと慌てる前に、そもそもどうやってお知らせ(登録通知書)が届くのかをおさらいしましょう。

2つのケースがあります。

郵送で届くケースと、メッセージボックスに届くケースがあります。どちらも分かりにくいですし、なくしやすいと思います。

ひとつめの、郵送、つまり紙で届くケース。

税務署からの郵送物は、ついつい開封を後回しにしてしまうという方もいるかと思いますが、その中にインボイス番号の通知が紛れ込んでいるかもしれません。

紙で届くとなくしやすいですよね。スマホなどで撮影したり、スキャンしたりして、保存しておくのがよいのではと思います。

ふたつめは、メッセージボックスに届くケース。これは、税務署との通信用のサイトにログインして、通知が来ているか自分で確認しなければなりません。

これが面倒です。まず、メッセージボックスのURLが探しにくいです。「メッセージボックス 国税庁」で検索すると出てくることが多いですが、何故か出てこないときもあります。

① https://uketsuke.e-tax.nta.go.jp/UF_APP/lnk/loginCtlKakutei にアクセス

②URLにたどり着いたら、16桁の利用者識別番号とパスワードを入力します。

③メインメニューの上から5個目にある「通知書等一覧」の中の「確認画面へ」をクリック

④通知書等選択の▽を押して、「適格請求書発行事業者通知書」を選択して切替ボタンをクリック

⑤メッセージが来ていれば格納日をクリック

⑥一番下の「適格請求書発行事業者通知書一覧」をクリック

⑦表示確認ボタンをクリック

ここでようやく、「適格請求書発行事業者の登録通知書」を見ることができます。

ダウンロードして保存しておきましょう。

国税庁のサイトにも「登録通知データ確認マニュアル」というものがあり、通知書を見る方法が紹介されております。

インボイス番号は、電話で確認できます。

前置きが長くなってしまいましたが、インボイス番号が分からない、なくしてしまったという場合には、電話で問い合わせましょう。

令和5年秋の時点では、地域によって問い合わせ先が変わってくるようです。

例えば、「千葉県 東京都 神奈川県 山梨県」の方は、税務署へ電話すれば確認できると、国税庁のサイトに記載がありました。

「既に登録されている事業者の方からの登録番号の確認については、所轄の税務署にお電話いただき、自動音声案内に沿って、「2」を選択してください。」

(引用:東京国税局インボイス登録センターのご案内

一方、「北海道」の方は、札幌国税局インボイス登録センターでの対応になるようです。

「既に登録されている事業者の方からの登録番号の確認又は適格請求書発行事業者の登録申請書等の提出後、一定期間経過後も登録通知がない場合については、札幌国税局インボイス登録センターにご連絡ください。」

(引用:札幌国税局インボイス登録センターのご案内

各局(所)のインボイス登録センターの所在地、登録番号や登録処理状況の問い合わせ先は、こちらから調べることができます。

インボイス番号は、T+13桁の数字ですので、メモしましょう。

※「適格請求書発行事業者の登録件数及び登録通知時期の目安について」という資料には、「内容確認するために、(税務署側から)申請者の方に電話や手紙を送付しているけれども、連絡が取れない方がいる」と書かれていました。申請したけれども通知書が来ないという場合には、連絡先を間違えて記載した可能性もあります。そういった場合にはインボイス登録センターへ電話なさってください。

再発行は可能か?

インボイス登録センターにて、通知書の再発行もしてくれるようです。

しかし、時間がかかるようですし、番号さえわかれば、適格請求書発行事業者登録サイトにて本物かどうかチェックできますので、わざわざ再発行する必要はないようにも思います。

↓↓↓

適格請求書発行事業者登録サイト

他の業種では取引先から登録通知書のコピーを求められたといった話も目にしますが、出版業界では、登録通知書のコピーの提出を求められたという話を聞いたことはありません。

万が一、提出を求めてくる売上先があるようでしたら、適格請求書発行事業者登録サイトでの検索結果での画面コピーを提出すればよいと思っています。

通知の方法は、どうやって分かれているのか

上記で、通知の方法が2つあるとご紹介しましたが、どうやって分かれているのかについて記載しておきます。

これは、インボイスの登録申請をしたときに、「登録通知書の電子通知」に同意するにチェックを入れた方が、メッセージボックスに通知が届き、それ以外の方は郵送で届くようです。

会社(法人)の場合には

会社の場合には、いわゆる会社のマイナンバー、法人番号と同じ番号がインボイス番号となります。

法人番号が分からないという場合には、国税庁の法人番号公表サイトにて調べることができます。

まとめ

作家さん・漫画家さんに向けて、インボイス番号をなくした場合の対処法についてご紹介しました。

弊税理士事務所は、作家さん、漫画家さんを応援しております♪お気軽にお声がけください。

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