確定申告はお済みでしょうか?当税理士事務所では、ハンドメイド作家さんからの確定申告のご依頼を承っております。お気軽にご依頼ください。

ハンドメイド作家さんからのご質問

ハンドメイド作家さんからのご質問を記載しました。

インボイス

今、インボイスについて悩んでいる方が多いようです。

登録するかどうか悩んでいるという方と、「登録しないと消費税分払わないぞ」と言われて悩んでいる方がいるようです。

登録するかどうか悩んでいるという方は、売上先の方針がどうなっているのか、情報を集めましょう。というのは、インボイスというのは、売上先の消費税の処理の話でして、売上先の方針が重要な判断材料となります。判断材料を集めたうえで、税務署等へ相談なさってください。

「登録しないと消費税分払わないぞ」と言われた場合には、公正取引委員会などに相談するという方法もあります。

公正取引委員会のサイトに「インボイス制度の実施に関連した注意事例について」というお知らせが載っております。その中にハンドメイドショップ運営事業者へも注意しましたといった内容が書かれています。「ハンドメイドショップ運営事業者 ハンドメイド作家 インボイス」などで検索すると、そのハンドメイドショップと思われるサイトが出てきて、今後、どうやって対応するかが書かれておりますので、参考になさってください。

出店料

こういったイベントの出店料は、支払ったときとイベントが行われたときのどちらの経費になるのか、悩む方もいるようなのですが、例えば、てづバの場合には出店料は返金されないとのことですので、支払ったときに経費になります。

もしも返金されるイベントの場合には、イベント日時点の経費になってくるかと思います。

遠征費

例えば、あなたが関東方面にお住まいで、そこから例えばてづバなどに参戦する場合には、その新幹線代などの交通費や現地での宿泊費、作品の運搬費などは経費になります。

レンタカーで移動した場合には、レンタカー代やガソリン代も経費になります。自家用車やバイクで移動した場合には、その移動に使った分のガソリン代も経費になります。

ここで注意していただきたいのですが、イベントへ行くときに自家用車やバイクを使っているからといって、その車やバイクについてのガソリン代がすべて経費になるわけではありません。

1年分のガソリン代の領収書を保存しておいて、全部経費に突っ込むという方をときおり見かけるのですが、それは間違っています。経費になるのは売り上げと関連がある部分のみです。売り上げと関係のない部分のガソリン代は経費から除く必要があります。

例えば月5000円×12か月=年間6万円のガソリン代使っていたとします。このガソリン代には売り上げと対応していない分も含まれていると思いますので、これをすべて経費してしまうので間違いで、ドライブへ出かけたり、近所のスーパーに買い物に行ったり、病院へ通院したりしたときのガソリン代は経費から外すことになります。

中には、自家用車やバイクは、ハンドメイド作家としての活動専門に使用しているという方もいるかと存じます。その方の場合には、全額経費にできるでしょう。

また、自家用車やバイクの購入費用についても、購入日や年式によっては経費となってくることもあります。税金を計算するうえでは、減価償却という独特な考え方があります。これは複数年にわたって使用する資産を購入時に経費にしてしまうと、売上との対応関係がいびつになってしまうから調整しましょうというものです。

何年で経費化していくかは、その資産(例えば、バイクなのか車なのかということ)ごとに違いますし、新品を購入したのか、中古を購入したのかによって変わってきます。社長さんの節税方法で「4年落ちの車を買え」と言われていた時代がありましたが、それはこの減価償却と関係しているのです。

 

宿泊費の上限はあるの?

イベントなどで宿泊する場合に、いくらまでなら経費になるの?というご質問を頂いたことがあります。

ハンドメイド作家の方はどちらかというと無駄なお金を使わない方が多いような印象を受けています。贅沢して超高級ホテルに宿泊して経費にするというケースは見たことはありません。

基本的には宿泊料に上限はありません。売り上げを獲得するために宿泊が必要であったのならば経費となってくるでしょう。

超高級ホテルであったとしても、そこに泊まる理由(例えば、イベント会場の近くで空いているホテルがそこしかなかった、このホテルを題材にした作品を作るため等)があれば、認められるでしょう。

反対に売り上げと全く関係のない宿泊費はいくら安くても経費とはなりません。

家のものは何がどこまで経費になるの?

家にあるものは何がどこまで経費になるの?というご質問は頻繁に受けます。

まず、売り上げを獲得するために使っているもの、必要なものは経費になる可能性はあります。

例えば家にある机を作業台として、作品を作っているのならば、その机は経費となってくる可能性があります。

例えば販売するためにPCで各サイトへログインしているということであればそのパソコンも、スマホやタブレットでログインしているということであればスマホやタブレットも経費になってくる可能性はあります。

その他、照明や、エアコンやカーテン、椅子や棚など、さまざまなものが経費となってくる可能性があります。

電気代、電話代、Wi-Fi代なども経費となってくる可能性があります。

何がどれくらい経費になるのかは、人それぞれ状況が異なってくるので何とも言えません。一度、リストアップしてみるとよいのではないかと存じます。

なお、配偶者などの同居人と暮らしていて、自分が費用を負担していないという場合には、経費となりません。経費とはあくまで自分が負担したものとなります。自分が負担していないものは経費とはなりません。あらかじめ契約名義や引落口座などをご自身に変更しておくと分かりやすいかなと存じます。

確定申告をしないリスク

ハンドメイド作家の問題として語られるのが、税金払っていないのではないか問題。

どうしても納税意識が低い方が一定数いるようです。

このページを読んでいる貴女は、しっかりと確定申告をして納税なさってくださいね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

当税理士事務所は東京の渋谷にある税理士事務所で女性が多い事務所となります。

てづバだけでなく、デザフェスコミケなどの各イベント、ミンネ、イイチ、クリーマ、BASE、ピクトスペース、ブースなどの各サイトで作品を販売している作家さんの確定申告のご依頼を承っております。お気軽にお声がけください。