税務署へ提出する還付金の充当申出書の書き方

このページでは、税務署へ提出する充当申出書について記載しています。

どんなときに提出するのか

充当申出書は、所得税は還付で、消費税は納税という場合など、複数の国税を払うときに、片方は納税で、もう片方は還付という場合に、差額だけを支払ったり、還付してもらったりしたいときに提出します、

例えば、所得税10万円の還付で、消費税は20万円の納税だった場合には、10万円の消費税だけを払えばよいです。

また、逆に所得税は20万円の還付で、消費税は10万円の納付だった場合には、所得税の10万円の還付されます。

還付金で他の税金を支払うことを充当(じゅうとう)といいます。

充当してほしいときは充当申出書を提出しましょう。

充当申出書を提出しなくても、消費税を払わなければ、勝手に所得税の還付金が充当されることもありますが、所得税よりもあとに消費税の申告をすると、すでに所得税の還付の手続きが始まってしまっていることもありますので、そういった場合には税務署の管理運営部門などに確認した方が無難だと存じます。

 

充当申出書

充当申出書とはどういった書類でしょうか。

充当申出書の書き方は自由ですので、手書きでも構いません。用紙のサイズはA4サイズで作成してください。

下記に例文を記載しておきます。

タイトル:還付額充当申出書

提出先:○○税務署長殿←渋谷税務署長殿など

提出日:令和6年3月15日など

本文:

令和○年の所得税及び復興特別所得税の確定申告書に係る○○円の還付税額について、令和○年の消費税申告書に係る納付税額○○円に充当していただきますよう申し出ます。

差額△△円について還付をお願い申し上げます。

申出人:住所及び納税地

    氏名

提出方法

申告書を紙で提出している場合には、充当申出書も一緒に提出しましょう。

後からの提出でもOKですが、還付金の支払処理がされてしまっていると、充当の手続きは行えませんので、遅すぎない方がよいと存じます。

令和6年の1月からe-Taxでも提出できるようになったようですので、電子申告されている方は、e-Taxで提出するもの良いと存じます。

申告は電子申告で行い、充当申出書は紙で行うという場合には、先に還付金の処理がされてしまうこともありますので、電子申告を行う際の送信票(送付書)に記載しておくのが良いと存じます。