このページでは、漫画家さんに向けて、各社のインボイスの対応についてまとめていこうと思います。
インボイスへの対応は、状況に応じて変更する会社もありますので、最新の情報や正確な情報は、各社のサイト等でご確認ください。
「ファンティア インボイス」などで検索すると公式サイトが出てきました。
インボイスの登録の有無にかかわらず、支払額は変更しないとのことです。
なお、「消費税の課税事業者のクリエイター様へのお知らせ」に記載されているインボイス番号の入った支払明細の話は、ご自身の確定申告で、入金額から引かれている手数料を消費税計算上の経費とするときの話となります。
ほとんどの方は、消費税の計算で簡易課税や2割特例などを使うと思いますので、影響ないと思われます。もしも、売上が5,000万円超えている方などで、本則課税だという方は、「インボイス番号の入った支払明細」を保存しておいてください。
中小の出版社は、どう対応してよいのか分からないというところも多いようです。
インボイス制度については税務署だけでなく公正取引委員会も関わっています。
既に公正取引委員会が注意を行っているようです。詳しくは公正取引委員会の公式サイトにある「インボイス制度の実施に関連した注意事例について」をご覧ください。
公正取引委員会のスタンスは、「インボイス登録していない漫画家への支払いで消費税相当額を削って払うのはダメよ」ということなのかなと思っていますので、出版社側は現状維持するしかないのではと思っています。
そうはいっても、出版社側もインボイスの登録をしていない漫画家へ支払いをすると、その分負担が大きくなるので、つらいというのもあると思います。